1951年の設立以来、組合員が互いの発展のために助け合う「相互扶助」の理念に基づいて経営されてきた「いとしん」こと糸魚川信用組合。新潟県糸魚川市、上越市、妙高市を営業地区に、本店を含め6店舗を展開。全国で初めて、女性職員だけで営業する梶屋敷支店を設けるなど、実績ある人材の起用にも積極的です。

同じ金融機関でも、銀行と信用組合は成り立ちや特徴が大きく異なります。大企業を含む、全国の企業と取引可能な営利法人である銀行と、営業エリアを限定し、主に小規模事業者で構成される組合員の相互扶助と経済的地位の向上を図る非営利法人の信用組合。

いとしんは信用組合として、組合員の暮らし、事業者の経営を支えながら2004年に組合内にまちづくり推進室を設置するなど、長年にわたって地域を元気にする活動を続けています。これまでも「いといがわ復興マルシェ」や地域の起業家を応援する『地域クラウド交流会』などのイベントを実施し、地元消費促進のための『得本』を企画・発行するなど、多くの関係者とともに糸魚川を盛り上げてきた糸魚川信用組合。今回は、金融事務・営業を担当される正職員の募集です。

まず業務内容について、青海支店で融資渉外係(金融営業)として働かれている伊藤さん、能生支店でテラー(金融事務)として勤務される小竹(おたけ)さんに伺いました。お二人とも勤続2年目だそうです。

伊藤:「営業として、一日多いときには20軒ほどのお客さまを訪問します。前日までにお客さまリストをもとに訪問スケジュールを立て、組合員さまの相談事を伺いに行ったり、年金のお届け、お誕生日にささやかなプレゼントをお渡ししたりしています。

仕事をする上では、お客さまの気持ちを第一に考えることを大切にしています。営業なので、もちろんおすすめした商品をご利用いただきたい。でも、まずはお金の話題に限らずいろいろなお話をじっくり伺って、信頼いただけるようになりたいです。遠回りに見えますが、それが代々、いとしんの営業スタイルだと教わりました」

天候次第ですが、自転車でお客さま先をまわることが多いという伊藤さん。自転車だと、組合員の方に挨拶したり、ちょっとしたお話から相談事を伺うこともできるからだそうです。

小竹:「私は窓口で、お客さまの入出金やお振込み、相続のお手続きの対応をしています。ATMのトラブル対応やお客さまサポートも担当していますね。窓口業務の大変なところは、いつどんなご依頼がくるか予測できないこと。最近、相続のお手続きが一日4回続いたときは先輩のフォローでなんとか乗り切れましたが、もっと成長したいと思いました」

お二人とも、糸魚川出身。地元で働きたいという思いで就職先を探していたそうです。

小竹:「地元企業が集まる就職フェアに参加したとき、いとしんの採用担当者が私の名前と住所を見たときに『もしかして、小竹さんのお孫さん?』と声をかけてくれたんです。私の祖父母は糸魚川でお店をしていて、名前と住所を見て気付いたそうです。驚く私に、『いつもご利用ありがとうございます、お世話になってます』とお礼を伝えてくれました(笑)。地域に根ざした金融機関っていうのは本当だ! と実感したことを覚えています」

では、仕事をしていてうれしいと感じることや、将来取り組んでみたいことについてはいかがですか?

小竹:「月並みですけど、お客さまに『ありがとう』って言っていただけたとき、名前を覚えてくださって『また、おまんにお願いするわ』とご指名いただけたときはうれしいし、やりがいを感じますね。入社すると、マンツーマンリーダーが新人の指導をしてくれるのですが、この先は、私を指導してくださったリーダーのようになりたいと思います」

伊藤:「組合員さまが、商品の説明に納得して加入してくださったときに達成感を感じます。今は、事業所を回って集金や聞き取りをするのが私の仕事ですが、この先は経営者のご相談を一人で受けられるようになり、融資などにも関わる仕事をしたいです」

「伊藤さんは支店に来て半年ほどですが、目標に食らいついていく姿勢が見えて、これからが楽しみです」

そう話されるのは、伊藤さんの上司である青海支店長の野本さん。8名の部下を束ねています。野本さんに「仕事をする上で大切だと感じていることは?」と質問すると、人としてのルールをしっかり守ること、さらに整理整頓という意外な答えが。

「なんか、整理整頓って子どもっぽい感じもしますね(笑)。でも、頭の中や仕事を整理して、シンプルに物事を捉えるって大事だと思います。そうすると、ちょっとした変化にも気づきやすいし、自分なりの仮説も立てやすくなる。自分をシンプルに整えて、組合員のみなさんの状況を観察してほしいと思います」

続いて、いとしんのトップを務める黒石理事長にお話を伺っていきます。糸魚川市の特産「翡翠」を新潟県の石にするための署名活動を実施するなど、自然豊かな糸魚川を愛する四代目理事長です。

まず、「ものごとを真っ直ぐに、素直に受け取ることができる方」という募集要件が気になったのですが…。

「あぁ、それですね。イエスマンという意味ではなく、組合の方針にまっすぐに向き合える人と一緒に働きたいという思いがあったんです。組合の方針は、一言でいうと『組合員の役に立つ金融機関になる』こと。どうしたら役に立てるかを常に考え、オーダーメイドのサービスを磨いていくことが大事になります」

では、いとしんが磨いてきたサービスについて教えてください。

「ひとつは、face to faceの対面営業ですね。コロナ禍において、地域密着のサービスが組合員の不安を招くのではないかと一時中止しましたが、今は復活させています。現場に出向き、組合員のみなさんとお話することで、どんなご支援が必要なのか、今、自分たちにできることは何かを、より精緻に考えることができます。これからも地道に続けていきたいサービスです」

年金のお届けサービスなど、採算を度外視した取組みにも注力するいとしんの強みは、対面営業で培われたネットワーク。地域をくまなくつないで生み出してきた『顔の見える関係性』は、まちの活性化に欠かせない財産となっています。

「2004年に信用組合内にまちづくり推進室を設置したことがきっかけで、糸魚川市役所、糸魚川市商工会議所と連携できる体制ができました。担当同士もよく話をしますし、糸魚川市長もよくこちらにいらっしゃいますよ(笑)。

市役所、商工会議所、いとしんそれぞれの強みを活かしてイベントを立ち上げたり、マルシェを開いたりしています。自分たちだけではできないことも、連携することで可能になる。地元の金融機関が、役所や商工会議所と一緒にイベントを実施したりすることは全国的にもめずらしいそうで、『糸魚川モデル』と呼ばれています。糸魚川市の人口は4万人強。思いついたアイデアの実現に向けて動きやすい規模感でもあるのかもしれません」

いとしんが、まちの一員として「まちづくり」に取り組んできたことは、地元の方にも広く知られるようになりました。

「近年、イベント等で『まちづくり』に関心を持って、当組合に就職を希望される方が増えました。ただ、わたしたちは金融機関。日々、窓口で手続きにあたり、商品の営業もするんです。

金融機関として組合員の暮らしを守り、事業者を元気にすることがいとしんの『まちづくり』だと感じられる人と一緒に働けたらうれしいですね。だって、まちに働く場所がなければ、旅におる学生さんとか社会人もUターンしづらいし、新しく糸魚川に住んでみたいという人も来てくれないでしょう。目に見えづらいけど、若者を受け入れられるまちを丹念につくっていくのが、わたしたちの使命なんです」

金融機関ならではの仕事のひとつに、事業者への融資があります。資金繰りを安定させ、会社を成長させるための支援は「輸血のようなもの」と黒石理事長は話します。

「いとしんは、地域の中小企業の状況をしっかり把握しているから、毛細血管まで血液を送り込める。輸血できるものは、お金だけではない。お金だけ融資するのは、ただの延命措置になる可能性もあります。この先も、その事業所が健全に活動できるように相談に乗って、ときには提案もして……そんなことも大事にしています。

機動力もいとしんの魅力だと私は思っています。中小企業は、経営者の意識が変化したり、わずかなきっかけがあるだけで変わることができます。その変化を身近で感じられることも、仕事のやりがいだと思います。職員には、かかりつけ医のような存在になってもらえたらうれしいですね」

いとしんの機動力は、コロナ禍でも発揮されていました。組合員である事業者にとって、今一番必要なのは「売上を立てること」だと判断し、「がんばれ糸魚川のお店!」というサイトを立ち上げ、テイクアウトやデリバリー、激励お見舞いギフトの情報を提供。地元消費の盛り上げに一役買ったのです。

「何か困ったことが起きたときに、本質的な解決策に取り組みたいんです。そのためには、まず現状を把握しなければいけない。やっぱり、組合員のみなさんとface to faceで地道に関係性を築くことに行き着くんですよね。その関係性から的確な支援をすることで組合員の役に立つ金融機関であり続ける。それが、わたしたちの生きる道なんだと、今は信じています。

以前は、ダイナミックに資金をまわす銀行になりたがっていたこともありました。でも、そもそも銀行と信用組合の役割は違います。地域で営まれる事業のすみずみまで把握し、目先の利益ではなく、今後の可能性を意識した支援がわたしたちに求められているんです」

すべての仕事が、まちの元気につながっている。そんな業務に真剣に取り組みたい方を、いとしんは待っています。

募集要項

企業名 糸魚川信用組合
住所(勤務地) 新潟県糸魚川市南寺町1丁目8番41号
ホームページ https://itoigawa-shinkumi.co.jp/
アクセス 糸魚川駅から徒歩10分
雇用形態 正職員
募集職種 金融事務・営業
採用人数 1名
給与 183,000円(基本給、資格給、食事手当)
待遇
福利厚生
・通勤手当(マイカー通勤可、手当は組合の規定による)
・雇用保険
・労災保険
・健康保険
・厚生年金
・厚生年金基金
・退職金制度(勤続1年以上)
・昇給(年1回)
勤務時間 8:30~17:30(休憩時間70分)
休日 土曜、日曜、祝祭日・年末年始(31日~3日)・その他組合が定める日
仕事内容 内勤事務・営業事務
必要な資格、経験、学歴 普通自動車免許
求める人物像 ものごとを真っ直ぐに素直に受け取ることができる人
募集期間 掲載開始から1年間
※募集人員が埋まり次第終了とさせていただきます。
選考プロセス まずは下記「応募フォーム」よりご応募ください。応募後、応募企業より直接ご連絡させていただきます。お問い合わせの場合も下記の応募ボタンよりお問い合わせください。お電話での直接のお問い合わせはお控え下さい。

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希望する部門 必須 金融事務・営業
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